小学8年生って一体なに!?どんな雑誌なのか、なぜ「8」年生なのか探ってみた

小学校は1年生から6年生まで、全部で6学年ですよね。

誰もが知っていることです。

小学8年生と聞くと、小学校を6年間卒業できずに、

プラス2年間で合計8年間通ったの?とか、

小学校の延長として、中学2年生のことを小学8年生と呼んでいるの?

などなど、様々な答えが帰ってきます。

小学8年生とは、2017年2月15日に第1号が創刊された新しい雑誌なのです。

出版社は小学館です。

子供向けの新しい雑誌として注目を集めています。

 

 

 

全学年向け!?小学8年生の雑誌の中身とは?

 

小学館が小学生向けの学習雑誌を最初に出版したのは1911年。

つまり、大正11年のことですから、もう百年以上前のことになります。

最初は小学5年生と6年生のみだったのですが、

1925年には1年生から6年生まで小学校全学年が、学年別に出版されていました。

ところが、2010年から2016年にかけて、

小学2年生から6年生までの5冊が休刊となり、小学校1年生が残りました。

そして小学2年生の増刊号として小学8年生が創刊されたのです。

休刊の原因としては、学習用を重視した

『進研ゼミ小学講座』の影響が大きかったのでしょう。

雑誌の編集方針の転換を余儀なくされたのです。

雑誌の中身ですが、学習重視というより学年を問わず楽しみながら

知性を身につけられる幅広い内容となっています。

創刊号には、アメリカ大統領選挙や北方領土問題など、

学年を問わず知っておくべき時事問題について書かれていたり、

当時の人気映画『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』

などの話題が載っていたりと、学年を区別して伝える必要がない話題が満載で、

大人も楽しめる内容となっています。

もちろん子供に人気のゲームや豪華な付録も付いています。

全体的に読み応えのある記事が多いす。

小学8年生はなぜ創刊されたのか。そもそも「8」にどんな意味が?

 

小学8年生の表紙を見ると、

「新感覚!全学年123456年生対応雑誌!!」という表記があり、

1から6までの数字がデジタル文字で印字されています。

これは7セグメントディスプレイと呼ばれる、電子表示器で使用されるものです。

電子表示器を良く見ると、

7個のセグメントと言われる棒状の表示部分があり、

その7個のセグメントの組み合わせで

0から9までの全ての数字を表すことができます。

そして、7個全てのセグメントを使用した数字が8です。

つまり7セグメントディスプレイの8は、

0から9までに使われている全てのセグメントが含まれているのです。

「小学8年生」の8の由来はデジタル数字にあったわけですが、

1年生を除く小学校全学年をまとめて一冊にするメリットは、

学年の枠を越えて楽しめるという点にあります。

小学校6年生が1年生向けの記事を読んでもいいですし、

逆に小学校1年生が6年生向けの記事を読んでもいいのです。

雑誌の中では学年別に記事が分かれているのではありませんが、

総合的な知育教育と言う観点から、

学年の枠にとらわれない非常に優れた発想であると言えます。

 

 

 

まとめ

 

小学8年生という奇抜なタイトルの雑誌ですが、

内容は誰が読んでも楽しめるものになっていて、

もちろん大人が読んでも十分楽しめる内容になっています。

学校の学習に特化した雑誌ではないぶん、扱っている内容は多岐にわたり、

まさにインターネット時代のニーズに対応している進んだ雑誌です。

ぜひ皆さんも手にとって読んで見ると良いでしょう。

思わぬ発見があるはずです。

子供に毎月買ってあげると喜ぶはずです。

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