腱鞘炎は指にも起こる!その治し方とは

パソコン作業や長時間手指を使うことで

起きやすい腱鞘炎

腱鞘炎というと、手首の曲げ伸ばしが

辛くなり、手首から親指内側が痛くなる

といったイメージがあります。

ところが、親指や中指といった

指の部位でも腱鞘炎は起こるんです。

指や指の付け根が痛む腱鞘炎は、

一般的に「ばね指」とよばれています。

ばね指とは、手のひら側にある指を曲げるための

屈筋腱が炎症を起こすことです。

妊婦さんや産後の女性、中年女性に

多く見られる症状です。

その他、パソコンのキーボードを打ちすぎたり、

ゴルフや野球などのスポーツでも

症状があらわれることがあります。

この「ばね指」になってしまうと、

指の付け根が痛み、指の曲げ伸ばしが

しづらくなるため日常生活や仕事に

差し支えが出てしまいます。

ここでは指の付け根が痛むという

「ばね指」でお悩みの方に

適切な治療方法を紹介します。

腱鞘炎で指の付け根が痛い。そんな人におすすめの治療方法

「ばね指」であっても、基本的な治療法は

一般的な腱鞘炎とあまり変わりません。

まず、炎症が進行するのを防ぐためにも、

患部を冷やすのが効果的だといわれています。

氷や保冷剤などを使い、工夫してこまめに

冷やすことで進行を抑えることができます。

その他、筋肉の周りの血流を良くするために

マッサージを取り入れて、炎症の回復を

早めるといった方法もあります。

しかし、この方法は知識のない素人がやると

かえって逆効果になるおそれもあります。

マッサージを行う場合は、まず整形外科などで

専門の知識を持った方に相談しましょう。

そしてなるべく患部を動かしすぎないように

気をつけ、安静に過ごしましょう。

炎症が悪化させないためにも、

患部を休ませることが大切です。

とはいえ、仕事などでどうしても

使わないわけにはいかない、

という方がほとんどですよね。

家事や日常生活で手指を動かさずに

生活するのはとても難しいですよね…。

そこで、なるべく患部を安静にさせるための

サポート的な方法として、装具をつけるか、

テーピングを行うか、といったものがあげられます。

しっかりと固定するならば装具が

一番なんですが、見た目が気になる、

という声もあります。

そこで、手軽に行えるテーピング

おすすめしたいと思います。

腱鞘炎なら指にテーピングするのがおすすめ

テーピングと聞くと、

「難しそう」

「なんの知識もないけど大丈夫?」

と思われる方も多いですよね。

確かに、本格的なテーピングには

技術知識が必要になります。

ですが、今回のように指の付け根が

痛む場合は、簡単に巻くことができますよ。

用意するテープですが、テーピングテープには

大きく分けると2種類のものがあります。

ひとつはキネシオテープという、

伸縮性があるものです。

もうひとつはホワイトテープという、

伸縮性のないものです。

ホワイトテープは、少し巻くのが

難しいとされています。

貼りやすさや耐水性からも、

キネシオテープを使ってテーピングを

行うのがおすすめです。

それでは巻き方をご紹介します。

まず、中指や人差し指などの

付け根が痛むという場合の巻き方です。

指の関節をぐるっと巻くように、

1周か2周させて止めます。

指が曲げにくくなれば大丈夫です。

親指の付け根が痛むという場合は、

少し巻き方が異なります。

まず、テープは15cmぐらいの長さのものを

3本用意してください。

テープの1本目を、手の甲から

親指の関節~手首までまっすぐに貼ります。

テープの2本目は、親指の付け根で1本目と交差させ、

親指の関節の右側~手首まで貼ります。

テープの3本目も、2本目と同じ場所で交差させ、

親指の関節の左側~手首まで貼ります。

これで巻き終わりです。

親指の付け根を中心に「*」マーク

つくるイメージでやってみてください。

意外と簡単にできると思いませんか?

テーピングをしたら、その分やはり

動かしにくくなると思います。

なるべく安静にすることが

治りを早くしますので、

無理に動かしすぎることのないように

気をつけてください。

まとめ

パソコンやスマホの使い過ぎによる

腱鞘炎が増えているといわれています。

少しでも手指に違和感を覚えたら、

早めに安静にすることと、今回ご紹介した方法を

取り入れて備えてくださいね。

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