骨折の入院費ってどれぐらい?気になる入院費用と入院日数まとめ

ご家族のどなたかが骨折したら。。心配ですね。

それが高齢の方だったら。。。もっと心配ですね。

お年寄りはどうしても骨が弱くなってきています。

ちょっとしたことで骨折してしまいます。

そして骨折してしまうと若者とは違って治りが遅い。

また、リハビリについても、ついてゆくのが大変です。

骨折がもとで、寝たきりになってしまったという例も

多くあります。

今回は骨折の治療にかかる費用と、期間についてお話します。

高齢者が骨折した場合の完治までの費用の相場はいくらぐらい?

骨折と言ってもその場所から骨折の状態によって

状況はまちまちです。

まず、大腿骨頸部骨折ですが、この骨折の場合、

平均在院日数は32.5日、

医療費は平均約194万円という数字が報告されています。

この数字は全額負担の場合なので、保険を適用すれば、

この1割で済みます。

退院してしまえばそこで終わりというわけではありません。

手術をしたあと、1年ちょっとくらいは

病院にかかる必要があります。

この時の医療費が大体220万程度、

これも全額自己負担の場合です。

脊椎骨折の場合、60歳以上の入院治療費は平均約78万円。

1日当たりの入院費用は2万2千円という報告もあります。

一般的に骨折の際の治療費の内訳は以下の通りになっています。

手術費約20万円

入院費約84万円

リハビリ代約58万円

その他医療費約8万円+雑費41万円

どうしても治療費や入院費など保険が適応できるものに

まず目がいってしまいます。

でも、保険が適用できない費用がけっこうかかるのです。

例えば、食費、ベッド代、看病など諸々の雑費、

これらで一日約1万円ちょっとかかってしまいます。

これはあくまでも平均で、

場合によってはもっとかかってしまいます。

人によっては一日1万3千円ほどかかる場合もあるようです。

また、お年寄りはリハビリに若者よりも時間がかかります。

そのため、リハビリ代は平均よりも多くなると

思っていたほうが良いです。

骨折の入院日数の平均はどれぐらい?

骨折の治療の際の費用は

その入院日数と完治までの日数に関係します。

それでは、骨折の時の入院日数はどれくらいなのでしょうか?

厚生労働省の患者調査を見てみると

日数は年齢によって違うことがわかります。

平成26年の調査によると、

49歳までは入院日数が20日にも達していません。

例外が20歳から24歳で、20日と他よりも高いです。

これは、独り立ちし、若く、活発なため、

より重症の骨折が多いのでしょう。

50歳を過ぎてからは年齢と共に入院日数は増えます。

65歳から69歳は47.7日、75歳から79歳だと51.9日にもなります。

これは若者の倍以上です。

なんとなく、お年寄りの骨折は長引くというイメージでしたが、

実際の統計もこれをよく表しています。

お年寄りの入院日数が高い理由としては、

年を取ると転倒の危険性が高くなること、

転倒すると、

大腿骨や脊椎などの治療に時間がかかる部位の骨折が

多くなること、

また、骨が弱くなってきていて、リハビリにも時間がかかること、

などが考えられます。

このように、お年寄りになるど入院日数が増えます。

また、退院後のリハビリも若者に比べると日数がかかります。

また、サポートする家族の経済的、精神的ご負担も増えます。

まとめ


いかがでしたでしょうか?

お年寄りは治療に時間のかかる部分をやってしまうことが多く、

入院期間やその後のリハビリ期間が長くなりがちです。

つまり、完治するまでに時間がかかります。

入院や完治に時間がかかれば、

それにかかる費用も高くなってきます.

75歳以上だと、

入院費だけで100万円から200万円かかってしまします。

その後の費用を考えると300万円くらいになるかもしれません。

まず、大切なのは骨折しないこと。

せめて家の中での骨折の可能性を低くしましょう。

お風呂と、トイレ、階段に手すりをつけるくらいなら

費用は100万程度です。

これは骨折の完治に必要な費用の半分以下です。

さらに、場合によっては補助金も申請できます。

せめて家の中だけでもお年寄り用にリフォームして

リスクを減らしましょう。

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