マタハラとは?知らないうちにやっているかもしれないけど危険!

皆さん、「マタハラ」という言葉を聞いたことがありますか?

「マタニティハラスメント」の略で、働く女性が妊娠をきっかけに

職場などで精神的さらには、肉体的な嫌がらせを受けたりすることをいいます。

ひどいケースでは、解雇や自主退職を促されたという人もいるといいます。

「マタハラ」は何も妊娠中だけの話ではありません。

妊娠をきっかけにですから、

出産、育児の面でもハラスメントを受けることもあるんです。

何てひどいことをする人がいるのでしょうか。

確かに妊娠中は職種によってということもありますが、

普通の人と同じような仕事ができないこともあります。

しかし、これを理由に嫌がらせをするなんて許せませんよね!

そして、マタハラが今問題になっているというんです。

そこで「マタハラ」について調べてみました。

マタハラの事例。こんなことで大変なことになるリスクも

マタハラの事例を少し挙げてみます。

「職場で」

・職場に妊娠を報告したら、「いつ辞めるの?」と言われた。

・妊娠をきっかけに負担のない仕事を申し出ると、「解雇」の通知を受けた。

・妊娠中お腹が大きくなって思うように身体が動かなくなってきたら、

同僚から「これで同じ給料もらってるなんてね」と言われた。

・明らかな重労働をさせて、嫌がらせを受けた。

・復職後に移動を命じられた。

・小さい子供がいるので時短勤務を願い出たら、「解雇」を促された。

「公共の場で」

・妊娠中「マタニティマークを」つけてバスに乗ったら、

「病気じゃないんだから席は譲らないよ」と言われた。

・「マタニティマーク」を見て、心ない言葉を言われた。足をかけられた。

・お腹が大きくなってきたため、優先駐車場を利用したら、

「障害者じゃないのに」と言われた。

色々な事例が出てきました。

どれもひどいですね。

精神的、肉体的に追いつめてしまうと、

最悪の場合、流産ということにもなりかねません。

実際に流産してしまった人もいます。

「言葉だけで?」と思われるかもしれませんが、妊娠中の心は大変デリケートです。

ホルモンのバランスも関係していますが、ストレスを感じやすくなります。

そして、身体も大きく変化していきます。

悪阻で体調が悪くなったり、お腹がだんだん大きくなったり胎動を感じたり、

命を育てている大事な身体なのです。

心のストレスはすぐに身体へ影響してしまします。

それなのに、嫌がらせをしてしまうと、どういう結果になるか想像できますよね。

マタハラの就業規則の記載例とは

 

平成29年1月から育児介護休業法と男女雇用機会均等法が改正されています。

職場での妊娠、出産、育児休業などを理由とした嫌がらせを防止するために、

企業では必要な措置を取るよう義務付けられることになりました。

マタハラに対する相談窓口の設置などです。

記載例として簡単に挙げると

・すべての従業員は育児休業の利用に関して、環境を害する言動を行ってはならない。

・ハラスメントとみなされる行為が認められる従業員に対しては、厳正に対処する。

上司が部下に、従業員同士で、などマタハラには色々なパターンがあります。

特に、上司から言われたら、泣き寝入りするしかないという人もいるといいます。

まとめ

 

今までマタハラだとは思わずに、

傷つけるようなことを言ってしまったという人もいるかもしれませんね。

そんな方は、自分の言動を今一度考えてみてください。

確かに妊娠は病気ではありませんが、命を育んでいる大切な時期です。

そして、妊娠中だけではなく、命を懸けての出産と、

大切なわが子を育てる時期と続きます。

確かに他人の妊娠は自分とは関係ないかもしれませんが、

大切な命を育てているということを考えて、

何かあれば助けてあげる、手伝ってあげるという心を持ちたいものですね。

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