使えない部下を使える部下に!その秘策とは?

「こんな部下がいてくれたら!」

「何でわからないのか!」

「また、同じ失敗をして!」・・・

自分が上司であれば、誰もがこんな事を考えるものだと思います。

そして、つい『使えない!』と思ってしまいます。

時には「もう見込みがない!」

「辞めさせたい!」とさえ考えるかもしれません。

でも、それでいいのでしょうか?

ただ、「使えない部下だ!」と腹を立てたり、

叱責して挙句の果てには辞めさせたら、

次には「使える部下」が来るのでしょうか?

その前に「上司として」やれることがないのか?

あるとすれば、その方法とは?

具体的に詳しくお伝えして行きます。

使えない部下も育て方次第で使える部下になる  

大切な結論から言うと

「使える部下」の上には「使える上司」がいます。

 

この「使える」上司の使える・・・・は、

「会社にとって」使える、価値ある人材としての上司

という意味と

「部下を上手に使える」上司という二通りの意味があります。

特に大切なのは、後者「部下を上手に使える上司」です。

当然ここに当てはまるのは「あなた」本人です。

「使えない部下」とは詳しく言うと

「上司が上手く使えない部下」のことなのです。

そう、その「使えない部下」は

『上手く使えない上司』とセットでひとくくりということです。

人の育て方はただ一つ「褒め育て」しかない!

では、自分が「使える上司かどうか」は何ではかって行くのか?

それは『うまく褒めているか』の一点です。

人は全員「褒められて成長する、伸びて行く生き物」です。

こう言うと「自分は褒められたことなんかない!」

と反発する声も聞こえてきそうですが、

だから「今のあなたが」そこにいます。

「褒められてこなかった」から「褒められない」上司になったのです。

では、「褒められてきたけど・・・」という人はどうか。

きっと褒める心を「褒められたことのない人」よりは持ちやすいでしょう。

そして現に褒めているという人もいると思いますが、

「部下が使えない」状態だとすれば、

それは「褒め方が間違っているのです!」

「相手が褒めて欲しいツボを的確にとらえて、

褒めるべきタイミングで褒めているか」

がすべてです。

部下の「使えない」ところを見てもそれは、

例えるならあなたが

『朝が昔から弱くて』とか

『お酒がどうしても辞められなくて』とか

『巨人ファンを30年辞められなくて(笑)』というところを

全部今日から変えなさい、辞めなさいと言われることと同じです。

出来っこありませんよね!

それより、親にでもなった気持ちで

『命がけで毎日その部下を褒めようと限界まで「努力しているか」』

にかかっています。

そして、これには『とても大切で欠かせない』前段階があります。

使えない部下を辞めさせるにはどうすれば、と考える前に 

その前段階とは、

「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、

ほめてやらねば 人は動かじ」ということ、です。

前段階は、「やってみせて、言って聞かせて、やらせて」みるまでです!。

これは、有名な日本の連合艦隊司令長官

『山本五十六(いそろく)』の名言です。

この言葉を小学校の職員室に貼ってあるのを読んで知りました。

まず、この前段階の『スリーステップ』に全力を注ぎましょう。

何度でも『正しいお手本を』を『やってみせる』

そして、『部下が理解する』まで「言って聞かせる』

この時大切なのは、部下の生きてきた背景のすべてを見ぬく

気合と覚悟が必要ということです。

つまり、『知識、経験、スキル、学歴、育ち、性格、得意不得意』

などにいたるまで理解する。

その理解の下に『部下の目線」にまでおりて『言って聞かせる』のです。

『上から目線』では真の意味で部下の心は開きません。

『この人にならついてゆきたい』さらに

『この人のために成長したい』と思わせられるかが大切なのです。

そして『やらせてみます』

ここで、最初から上手く行くことはほぼないでしょう。

すぐ上手くできるようなことがあっても、

それをうかつに信用すると思わぬミスをされしっぺ返しが来ます。

ある水準に来るまで『待つこと』です。

ここで、我慢が大切

こちらが先に折れるか、部下が先にできるようになってくれるか。

『良いお手本が示せなくて、伝え方が的外れで、待てない』

上司なら部下も「使えない」ままです。

そして、『それなりに』出来ている部分があればすかさず「褒める」のです。

みんなの前で褒める、二人っきりの時に褒める、

飲んでるときにもう一回褒める、

翌日にまた、さりげなく褒める・・・大好きなペットを育てるように!!

もし、仕事面で褒める段階にない時は、『それ以外を』褒めるのです。

「そのネクタイいいね!」

「靴がかわいくて良く似合ってるね」

「いいお母さんだね!」などなど

さりげない部下の行動や素振りや会話からでも

褒める糸口を見つけます

極めて、真剣にですよ!!

この作業を自分が限界まで頑張って

『親にもそこまで褒められたこと無いです』

と言わせるまでやるのです。

ここまでの「プロ根性」を上司が持てば

その時点で部下は『あなたのファン』です。

ファンですから、あなたのやってることは

『マネしよう、盗もう』と思うはずです。

ひとは、『教えられて覚える』のではなく、

『盗もう』と自分から思ったときに本当に身につき成長します。

まとめ

褒めることが難しい時は、へぇ~と驚いてみせるだけでも

『間接的に褒めたことになる』場合があります。

内心『あっ、すごいと思ってくれた!」と思えるだけで

もう十分に仕事を頑張るモチベーションは上がるものです。

明日からでも実践して「使える上司」になってくださいね。

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