5歳でおむつがはずれない…。どうしたらいいか対策まとめ

「うちの子、もう5歳なのに、おむつがはずれない…」

「周りのお友達はもうとっくにおむつは卒業。

それどころか1人でトイレにも行けるのに…。」

不安になりますよね。

ここでは、

・5歳でおむつの子がどのくらいいるか

・夜だけおむつの子のための便利アイテムがある?

・5歳でおむつだと発達障害

・おむつがとれない原因と、その対策

それぞれについて、とめています。

5歳でおむつがとれない子。どれくらいいるの?

こどもちゃれんじ(ベネッセ)とパンパースが

共同で行ったアンケートによると、

おむつはずれが一番多かったのは

2歳半~3歳前後(約50%)。

4歳以上と答えたのは1%でした。

ただし、おむつはずれ、と一言で言っても…

〇「おもらししちゃうときもあるけど、

日中はもうおむつはしていないので、

おむつはずれができている」

〇「日中は大丈夫だけど、夜はまだおむつだから、

まだ完全におむつがはずれたとは言えない…」

〇「自分から、尿意を伝えて、

トイレに行く。失敗もしなくなった」

親がどういう状態を「おむつがはずれた」

と認識するかで、その時期も変わってきます。

5歳のおむつ夜用っていうのがあるらしい

アイテムを紹介する前に、

おねしょをする子は、

各年齢でどのくらいいるのでしょうか。

3歳:約42%

4歳:約30%

5歳:約16%

と言われています。

幼稚園に勤務経験のある筆者の実感としても、

5歳児で

「日中は大丈夫なのに、夜だけおむつが手放せない」と

いうお子さんは意外と多いです。

幼稚園にはお泊り保育がありますが、

就寝時におむつが必要な子は、

事前アンケートで把握し、

お友達にわからないようにこっそり

着替えてから寝かせていました。

また、夜中に1度(希望者は2度)起こして

トイレに行く、という対応もしていました。

※この対応は、

1日限りの特別な対応なので、

ご家庭で毎日されるのはおすすめしません。

子ども心や脳、身体の成長に必要で、

大切な睡眠を中断してしまうからです。

※対応は幼稚園や保育園によって異なります。

5歳ともなると、

男の子で平均18.9㎏、

女の子で平均18.4㎏くらいの体重になり、

体の成長とともに、

1回のおしっこの量も増えてきます。

通常のLサイズ、ビッグサイズでは、

朝にはおむつがパンパンになっていたり、

パジャマや布団に漏れてしまっていたり、

なんてことも…。

そこで、

5歳の子に適した夜用のおむつをご紹介します。

〇オヤスミマン ビッグサイズ(男の子用、女の子用)

13㎏~25㎏まで対応なので、

小学生低学年くらいまで使用できます。

その吸収力はペットボトル1本分ほど。

子どもの夜のおしっこの量は

5歳の子どもの平均18㎏の子で113ml程度なので、

十分な吸収力です。

〇ムーニーマン パンツ スーパービッグサイズ

(男の子用、女の子用)

こちらは18㎏から、なんと35㎏まで対応!

一晩中のおしっこもしっかり吸収する、

からだにフィットするワイド設計の吸収体を採用しています。

下着のようなシンプルなデザインです。

また、

本人がおむつに抵抗を示す場合などに便利なのが、

普段のパンツに装着して使えるパッドタイプのおむつ。

〇グーン フリー おやすみ用夜1枚安心パッド

(男女兼用)

立体のギャザーがついていて、横モレを防ぎます。

夜だけおもらしをしてしまう原因は、

主に膀胱の未発達と、

就寝時のおしっこの量を減らす抗利尿ホルモンが

まだうまく分泌できていないことです。

どちらの発達も、かなり個人差が大きく、

お子さん自身の意思ではどうにもならないことなので、

お子さんの成長を見守ってあげてくださいね。

また、おねしょ=夜尿症?と不安になる方も

あると思いますが、5歳の段階では、

まだ心配はありません。

小学校中学年になっても、

頻繁におねしょをしてしまうようなら、

病院へ相談してみましょう。

えっ!5歳でおむつがとれないって発達障害の可能性もある?

「5歳 おむつ 発達障害」

そんな検索ワードで検索すると、ヒットするのは

発達障害児のおむつはずし・・・

発達障害の疑いありの子のおむつはずれ・・・

5歳でおむつがとれないって、

発達障害の可能性があるの?

心配になってしまいますね。

また、

5歳でおむつを使っていることがわかってしまうと、

親のしつけがなってない!

と、批判的なことを思う人もいるでしょう。

お母さん自身が、自分のやり方が悪いのかと、

悩んでしまうこともあります。

では、おむつがはずせない原因は

なんなんでしょうか。

まず、全体的に、

おむつがはずれる時期は遅くなってきています。

(1990年は2歳半前くらいが平均でしたが、

2007年の平均は3歳台)

ひとつの大きな要因は、

おむつは強制的にはずすものではなく、

子どもの成長により、

はずれるものという考え方が浸透したことです。

おむつがはずれるためには、

おしっこをある程度の量をためておけるようになる、

という膀胱の発達と、

膀胱におしっこがたまったことを大脳に伝え、

大脳からも、おしっこがたまったことや、

「おしっこを出す」という指令を出すための

神経系統が成熟することが必要です。

その後に、尿意を感じたら大人に伝え、

トイレに行き、用を足す、

という生活習慣を身につけることが必要なのです。

この、膀胱の成長や、

神経系統の成熟は、個人差が大きいものです。

5歳でおむつがはずれない、

ということだけで発達障害を

疑われることはありませんが、

「(極端に)思ったことを人に伝えられない」

「強いこだわりでトイレに行かない、

他の場面でも強すぎると思うほどのこだわりがある」

など、

トイレ以外の生活でも気になる事や

心配になることがあれば、

病院や保健所に行って相談してみましょう。

また、目安として、

小学校入学前後になっても

おむつが手放せないようであれば、

専門家の助けが必要になることもあります。

小児科や保健所に相談することをおすすめします。

いつまでも頻繁におむつを濡らしてしまう

(おしっこの間隔があかない)、

本人もおしっこの感覚がわからないなどのときは、

膀胱の病気などが隠れていることがありますので、

心配な方は、小児科を受診しましょう。

おむつをはずすには、具体的にどんな方法があるのでしょうか。

おしっこの間隔はあいているし、

自分の気持ちを伝えられるし、

身体の発達的にはもうトイレに行けるはず。

そんな子が、

自分からトイレに行けるようになるには?

〇まず、トイレに行けない原因をみつけましょう。

「トイレが怖い」「においが嫌」などが

トイレに行けない原因であれば、

照明を明るくしたり、

消臭剤をお子さんの好きな香りにしたりするなど、

環境を整えてあげるといいでしょう。

お子さんの好きな

キャラクターのカレンダーやポスターを

お子さんと一緒に貼るのもいいかもしれません。

〇決まった時間にトイレに行く

朝起きてすぐ、食事の前や寝る前、外出の前など、

決まったタイミングでトイレに誘ってみましょう。

本人のやる気があれば、

パンツをおろし、座ってチャレンジ!

〇おしっこがでそうなときのサインを

出しているときに声をかける

「トイレに行きたい」

ということをうまく伝えられない場合でも、

もじもじしたり、ウロウロしたり、

部屋の決まったところに移動したりと、

サインを出すことも多いです。

まずはそのサインに気づき、

「おしっこがしたい?トイレに行ってみよう」と、

声をかけてみましょう。

〇思い切って、パンツにする

お子さんと一緒にお気に入りのパンツを

買いに行き、はかせてみましょう。

お気に入りのパンツがおしっこで

汚れてしまうのは嫌!と、

トイレに行くようになる子もいます。

ちなみに筆者の長女(現在5歳、幼稚園年中)は、

気に入ったパンツを買い、

「トイレに行けるようになって、

おむつにおしっこをしなくなったらはこうね」

と言ったら、おむつにおしっこをしなくなり、

嫌がっていたトイレにも行くようになりました。

ちょうど夏の初め頃。

「いないいないばぁ!」という番組で、

パンツの歌が流れていてとても気に入り、

歌いまくっていた、という時期でもありました。

身体の発達が整っていれば、

なにかのタイミングであっさり卒業できることもある、

ということです。

洗濯や床が汚れそうで勇気が出ない、

という方は、おむつの中にパンツをはく、

という奥の手もあります。

パンツが濡れて気持ちが悪い、

という感覚は感じられますし、

お母さんも安心です。

また、外出先等でも、この手は便利です。

〇子どもと相談して、期限を決める

体調の悪いときや疲れているとき、

また、幼稚園や保育園の運動会や発表会など、

大きなイベントが控えている時期などは、

子どももドキドキしているので

トイレトレーニングには向きません。

それをふまえ、

「おむつがあと〇枚だから、

日になったらトイレに行こう」

「クリスマスにはトイレに行けるようにしよう

(サンタさんがスペシャルプレゼントをくれるかも)」

など、

お子さんと相談して、

おむつを卒業するタイミングを

決めるのもよいきっかけになります。

〇一度、お母さんがおむつのことを忘れてみる

トイレに行かなければいけない、

ということがわかっている子、

お友達はできているのに、自分は・・・と、

プレッシャーに感じている子もいます。

また、

おもらししてしまったときの

お母さんの表情や態度、言葉から、

嫌になってしまうことも。

楽しく遊んでいるのに声をかけられて、

遊びが中断してしまうことで、

トイレをネガティブなものと

感じてしまうこともあります。

そんなときは

「身体の発達は人それぞれ。

この子のタイミングが来れば、きっとはずれる」

とおおらかに考え、

声をかけるのをやめてみましょう。

案外、

子どもの方が

「あれ?今日はトイレと言われないな・・・」

と気づき、

自分から「トイレに行く」と言うことも!?

なくはないかもしれません。

まとめ

5歳になっても「まだ」おむつ…。

そんな言葉で、お子さんもお母さん自身も

苦しくなってしまいますね。

日中もおむつを手放せない。

発達障害?病気では?と、

居ても立っても居られない

気持ちになることもありますね。

夜のおねしょに頭を悩ませている

お母さんも多いと思います。

そんなときは、

ここで紹介した夜用の便利グッズを使ったり、

対策をひとつずつ、ゆっくりと試したりしながら、

「まぁ、いつかはとれるさと、

気楽な気持ちでお子さんの

成長を見守っていきましょう。

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